誰でもデキるSDGs(持続可能な開発目標)|世界の水不足の為にデキること

学び

こんにちは!ゴリパパです!

国連人口基金(UNFPA)が発表した世界人口白書2021によると

2021年の世界人口は78億7500万人です

世界の約7億人が、水不足の状況で生活していて

不衛生な水しか得られないために毎日800人(年間約30万人)の子どもたちが亡くなています

(日本ユニセフ協会)

そして世界の水不足の原因の大部分は、

先進国や近代化した発展途上国による水の大量消費です

もちろん日本も含まれます

世界の水不足と聞くと、アフリカ諸国の気候の問題かと思ってしまいます

が、、

なぜ、世界の水不足に私達が関わっているのか

そして世界の水不足の為にできることを考えた記事です

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誰でもデキるSDGs(持続可能な開発目標)|世界の水不足の為にデキること

世界の水不足の原因の大部分は、先進国や近代化した発展途上国による水の大量消費です

私達が世界の水を大量消費している理由それは仮想水の消費です

仮想水(バーチャルウォーター)とは?

バーチャルウォーターとは、食料を輸入している国( 消費国) において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであり、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏がはじめて紹介した概念です。例えば、1kg のトウモロコシを生産するには、灌漑用水として1,800 リットルの水が必要です。また、牛はこうした穀物を大量に消費しながら育つため、牛肉1kg を生産するには、その約20,000 倍もの水が必要です。つまり、日本は海外から食料を輸入することによって、その生産に必要な分だけ自国の水を使わないで済んでいるのです。言い換えれば、食料の輸入は、形を変えて水を輸入していることと考えることができます。

出典:環境省 バーチャルウォーター

古い資料ですが、環境省の資料によると

2005年にバーチャルウォーターとして日本に輸入された水は約800億立法メートルと推定されています 

これは日本国内で使用される生活用水,工業用水, 農業用水をすべて合わせた年間総使用量とほぼ同程度に匹敵するそうです

ちなみにパイナップル1個にはお風呂4杯分の約 800ℓの水が必要とのことです

仮想水計算機で計算してみよう

環境省:仮想水計算機

水は限られた資源です

地球上には、水が豊富にある様に思えますが

実際に私達含む陸上生物が飲水として利用できるのは地球上の水全体の0.01%です

現在でもすでに水不足からの食料危機、紛争、清潔な飲水の不足により

命を奪われる人々がいます

そして2050年には世界の人口が90億人に増えると予想されています

水不足による危機は増えていくでしょう

2025年には、世界の人口の3分の2が水不足になるという予想もあります

日本に暮らしていれば実感がわかないですが

目の前にせまった危機なのです

世界の水不足の為にデキること

仮想水の消費を減らす為にできること 

世界の仮想水の消費を減らす為にできることは

自分達の生活が世界の水不足に大きく関わっていることを知る

そして

  • できるだけ輸入品に頼らない食生活に変える
  • 地産地消を意識する

できるだけ輸入品に頼らない食生活に変える

できるだけ輸入品に頼らない食生活に変えることは、すぐには難しいでしょう

しかし家庭での輸入された食品のロスを減らすことによって

仮想水のロスも減らすことができます

輸入された食べ物を捨てることは、輸入された水を捨てることと同じです

地産地消を意識する

食べ物や飲み物を自分の住む周辺地域で調達することが

水だけでなくエネルギー面で地球環境におおきな貢献をもたらします

最後に

蛇口から飲むことができる水が出てくる国に住んでいると

世界の水不足の危機は実感に乏しく自分事ではなかったのですが

仮想水の事実を知ることによって

水不足の問題を起こしている要因の1つに関わっている

という責任感が生まれました

自分達の生活が世界の水不足に大きく関わっていることを知り

意識するだけで生活が少し変わると思います

一人一人の少しの変化がみんなの大きな変化となり

水不足に苦しむ人々が少しでも減れば幸いです

最後までお読みいただきありがとうございました!

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